こんにちは、株の女神です。
今回は株式投資中級者が直面する、「投資と生活のバランス」という感情的/心理的な問題について記してみます。
ここでいう中級者というのは、どんな銘柄を買うか等はすでに決まっており、積立のルーチンにも慣れているような方を想定しています。株式投資に慣れ、資産も順調に増えていくと積立額を増やしたくなりますよね。ただ
「入金力=収入―支出」
の公式は絶対であり、収入をガツンと増やすというのは残念ながら現実的に難しいです。そのためまず皆が考えるのは、支出の最小化。
それゆえとにかくお金を使うのが嫌という感情が先走ってしまい、仲の良い友人や家族との旅行、或いはちょっと値の張る美味しいものを食べに行くという行為に対して消極的な感情が生まれてしまうこともあるのでなないでしょうか。そして、そんな自分に自己嫌悪の感情を抱く人も多いのではないでしょうか。
まさに、私もこう考えてしまうタイプでした。
身近なところでは例えば一食抜けば500円浮くなと考えご飯を抜いたことや、投資したいからと友人からのご飯の誘いを断ったこと、また配偶者からの遠出デートの誘いを気持ちよく行こうと言えなかったことがあります。(ただ、どれも1日の終わりに悲しい気持ちになりました。)
ではこの話題について記事を書いているのなら、そうならないようにするマインドセットを教えてくれるのだろうなと仰るかもしれませんが、これは本当に難しいところです。私自身も生活をしている中で常に直面している問題であり、正直まだ完全には克服できてはいません。
倹約を重ね休日は家に引きこもり、どこにも行かず安いご飯で済ます。
これで例え80歳で10億円が貯まったとしても、その人生は良かったと言えるでしょうか。
極端な話、誰もが交通事故にあって明日死ぬ可能性もあるわけです。バランスが大事、こんなことは頭では分かっていても、いざ出費となるとやはりなんか嫌な感情をもつ貴方。
では、どういうことにはお金を使ったほうが良いか。
これに対し経験上、私の考えでは、
・旅行にはお金を使う。
・出費があるものでも挑戦してみたいことを大事にする。
そりゃそうだなあ、わかっているよという声、はい、改めて聞こえてきます。では実際に自分のやりたいことに挑戦してみましょう。やろうか迷っている習い事があるならば、チャレンジしてみましょう。今日が一番若い日です。お金というのは面白いもので、若いうちの100万は老人の持つ1000万よりもはるかに人生を豊かにしてくれる価値を持つと私は思っています。
いまでは早い人では大学生のうちから積立をしている人もいますね。将来を考えて行動しているという意味ではとても立派ですが、お節介でしょうがぜひとも海外旅行に行って欲しいと思います。
貧困世界と、富裕世界をその目で実際に見てみて下さい。必ず人生の糧になります。私も学生の時に東南アジアを一人旅で周り、いろんな意味でこんな風にでも生きていけるのだなと思い出して、今でも心が軽くなる時があります。自分が今、学生はお金を使って経験を積むべきと考えているように、自分が60歳になった時に、アラサーの自分に対しても恐らく同じような感情を抱くでしょう。タイの無人島で見た天国のような絶景などは今でも忘れられません。
株式投資ブログとしては倹約第一も大事でしょうが、是非貴方自身の経験ための出費や、貴方の周りにいる人を笑顔にする出費に対しては寛容な心を持ち、日々生きやすくなれますように。(自戒を込めて)
株式投資はあくまで人生を豊かにしてくれる手段であり、それ自体が目的にならないよう、たまにきちんと思い出して人生をエンジョイしたいですね。考え方ひとつで減らせるストレスもあります。
ご参考になれば幸いです。ではでは。