こんにちは、株の女神です。
今回は人生の終わりまで見据えて腑に落ちた、自分の投資方針を記したいと思います。
一言でいうならば、
高配当/好配当投資をメインに、心理的負担をなるべく軽く
というのが自分の心地よい投資法でした。なぜ配当投資にたどり着いたかは以下の5点が主な理由です。順番に、詳しく見ていきます。
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1、給料日の幸せを何回も味わえる
社会人の方、何かしらお仕事をしている方には、給料日がありますよね。お金が口座に入って嬉しい人は100%!給料日の当日はテンションが上がる人が多いはずです。給料日へと日付が変わる瞬間まで起きていた新卒の時を思い出しましょう。
口座にお金が入るタイミングは、普通に仕事をしている人は年に12回+ボーナス1、2回で、多くても14回程度でしょうか。
単純にこの回数が増えれば嬉しいですよね。株式投資をしていて、配当が入ってくる日は、額の大小にかかわらず、そういう気分を味わえます。いまでも、最初に配当が証券口座に入った日のことを覚えています。給料以外の振り込みがあるというのが半信半疑だったものの、口座に入金された時はめちゃくちゃ嬉しかったです。
現在では銘柄や権利付き日を分散させ、ほぼ毎週何かしらの配当金が口座に入ってくるというようなポートフォリオにしています。月日が過ぎることに対してポジティブに考えられるのも、配当の良いところだと思います。
2、入金力の勝負にして目標を建てやすい
株式投資をやっていると、毎日資産が変動します。
今日が総資産1000万だとしたら、明日には1050万になったり、はたまたその次の日には950万になったり。過去の経験から、総資産がKPIだと疲れます。自分でコントロールできる範疇を超えているというのが、その理由になってくるところだと思います。
それに対し、配当はある程度は読めます。
累進配当政策を明言、或いは過去何期に渡って連続増配傾向であるならばなおさらです。入金して買えば買うほど配当は増えますから、やる気が出て気分的にも安定します。受取配当金の右肩上がりのカーブを見ると自分は間違っていなかったと、自信になります。
配当を増やすには株を買う、つまり入金力が何よりも大事だと私は考えます。
入金力=収入―支出ですから、結局は収入を上げることがまずはなによりも大事です。どうすれば収入を上げられるかは、人によって前提が違うので何とも言えませんが、現在の仕事で結果を出せば多少は上がる見込みのある人は、今の仕事に対して前向きな気持ちになれる要素も株式投資にはあるかもしれません。
3、市場低迷期、投資の種銭になる
株式投資で調子が良い人にはけっこう現金比率を低めにしている人もいるでしょう。私も資産に占める現金比率は調子が良いときは3%ぐらいでした。ただそういう風にできるのも、給料、配当が毎月必ず入ってくるからこそです。
直近でもコロナショック時に株を買える種銭がなく、機械損失をした人は多いのではないでしょうか。極端な例ですが暴落があった日に、配当が何十万円も振り込まれたのなら、まさにラッキーです。投資をしていて嫌な思いをするタイミングというのは、
・売った株が上がること
・市場暴落時に追加投資可能なお金がないこと
の2点に集約できると思います。
米株インデックス投信の分配金ないものが巷では人気ですが、長期市場低迷期に淡々と積み立てをするというのはなかなか気疲れするものです。
いつ上がるか分からない中で盲目的に信じて買い続けるのは心が強くないとできません。
配当というのは言い換えれば一種の利益確定ですから、株価には中立かつ税金的には投信より不利であることは頭では理解しているものの、心理的には配当の出る株のほうが長く続けやすいのではないかというのが、私の投資経験から導き出した答えでした。
4、売らなくていいので考え事が半分になる
株式投資をしてみると、買い時、売り時を常に考えている人がいます。
売り時を自分で考えに考えた末で実行したものの、実際に売った瞬間以降に株価が上がったらなんかもったいない気持ちになります。売ったことがある人は、この気持ちが絶対にわかるでしょう。
それを考えなくていいのが、配当投資家です。
基本、買ったら放置の、永久投資です。逆に言うならば、永久投資できないような銘柄は買わないほうがいいです。具体的には中小型、或いは事業が極端に集中している銘柄などは避けています。
それでも配当銘柄で売る時というのは個別株では減配した時、減配が一時的ではなさそうな時などある程度の機会はありますでしょうが、ETFならなおさら売る必要はありません。配当系のETFであるVIG、VYM等を狼狽売りするというのは強い言い方をしてよいのであれば、まさに愚の骨頂です。私自身、実際にこの投資法に決めてからはまだ売った経験はありません。
売らなかったことで後悔したことはないです。
注意点として、大きな資金需要があれば売ることも全然あるかもしれませんので、売らないという行為に固執しているわけではないです。
5、出口戦略が明確
色々と株式投資を勉強してインデックス投資にたどり着いても、次に考えるのは投資信託にするかETFにするか・・・。これで悩む方は多いですね。では逆に、インデックス投資を選んだ時の出口戦略は何になるか考えてみましょう。
よくあるのが4%ルールで、定期的に定率or定額で切り崩し、生活の糧にするというやつですね。私はこれが嫌だなと思ったため、ETFを選びました。
仮に投資信託で1億円を作り、定年退職を迎えたとしましょう。次の日に暴落し、回復するまでの期間が長い時間を要するようなとき、果たして気持ちよく切り崩しができるでしょうか。
私はそもそも売るという行為が好きではありません。
株式ETF中心に若いうちから資産を積み上げ、配当と給料で定年までに徐々に債券割合を増やしていく。そしてその過程で
配当>生活費
を実現し、いつでもリタイアできるようにする。というのが心理的にも良い投資法だと自分では確信を持てたため、投信ではなくETFをメインに選びました。
投信派を否定する意図は全くありません。自動で再投資してくれるため手間がかからず、複利の力を最大限に活かせるという利点もあります。
5点、ざっくりと記しましたが、投資の核心に迫るところなので、それぞれの点をまた別記事で詳しく書いてみようと思います。